2016年10月25日

時が経って想うこと

 月日が経つのは早く感じます。

 3年ほど前でしょうか。ご利用されていたご家族様から、最近、ご連絡がありました。

 大変有難いことに、喜ら里のご利用を希望されておりましたが、病状等を含め、ご本人様にとって一番良い環境を共に考えさせて頂いたご家族様です。

 お手紙とお写真が同封されていました。

 「療養中の母が永眠いたしました・・・自宅に戻る際、息子に抱えられ移動しました。最後にこのような形で母に関わることができ大変感謝しております・・・。」

 「参列のほとんどの者の涙と共に見送ることができました。」

 ご家族の想いが伝わるお手紙・・・ご一緒させて頂いた時間や、ご家族様と共に過ごした時間を思い出し、本当に心に響きました。そして、何より、お写真です。

 最期を共に過ごすことができませんでしたが、穏やかなお写真がいつまでも私たちを見守って下さっていることを感じ、時が経過した今だからこそ、お写真に微笑みかけながら「ありがとうございます。」とお話かけをさせて頂きました。

 ご家族様のお気遣い・・・何より、ご利用者様のお写真が一番嬉しかったのです。

 スタッフみんなが時折考えることだと思いますが、「この対応でよかったのかな」「私の考えはご利用者様にとってどうなんだろうか」・・・本当に、介護を通して、自身の考えを振り返ったり、スタッフ同士で相談したり・・・みんながみんな何がよかったのか分からない時もあります。

 こうした時、ご利用者様のご家族様からのご連絡。

 何年経っても、スタッフの想いは伝わっているのですね。

 時が経って想うこと・・・

 ご縁があって繋がったみなさまとは、きっと、また、繋がっていけるのですね。

 
 近くでなくても、遠くでも、、

 ご連絡を頂いたことに感謝の気持ちを忘れず。

 多くの・・・ありがとうございます。


 

 

  

Posted by 喜ら里 at 21:45Comments(0)